まず最初にDVDの方から先に見たんだけど、リンキン・パークの面々のはしゃぎようが凄いですね。彼らの笑顔を見ていると大人に騙されている子供そのものといった感じです。それに比べジェイ・ジーの面の憎たらしい事。やはり私はこの人、あんまり好きになれません。
去年の音楽界といえばマッシュ・アップ、というのが浮かぶと思うんだけど、その代表作として挙げられるのがデンジャー・マウスの『The Grey Album』。これはジェイ・ジーの『The Black Album』のアカペラと、ビートルズの『The White Album』からのサンプリングで作られたトラックを組み合わせたもの。これを今さらながらに本家がパクッたのが本作ですね。
リンキン・パークの『meteora』って超合金のようなカッコよさがあったと思うんだけど、今作はさながらDX超合金のよう。内容自体はビックリするくらい違和感なく融合していて、それが逆に退屈に思えなくもないんだけど、この2組を混ぜちゃおう、って思うところが凄いというか。市川哲史先生(今は何されてるんでしょうか)言う所の「貧乏なゴージャス感」があって、アメリカ人ってやっぱすげ~なぁ~、なんてあほみたいに思います。
因みに『The Grey Album』はここから落とせます。