MATTHEW DEAR の作品をまとめて簡単に。
ちょっと前後関係は分からないんだけど、Plus 8 からは false 名義で、Perlon からは JABBERJAW 名義でリリースしていた彼が本人名義で SPECTRAL から作品を出したのが2000年。それはちょっと聴いたことがないのでコメントのしようがないんだけど、やはり彼が注目を集めるきっかけになったのは2003年にリリースされた『EP1』と『EP2』ではないでしょうか。
特に『EP2』の方は田中フミヤも年間ベストに選んだ名盤。MATTHEW DEAR のハードながらも愛嬌を失わない音作りのセンスが爆発していてめちゃくちゃかっこいい。中でもへヴィな “LAKONIC” は必聴です。
一方『EP1』は最近あまり聴かれなくなった彼のサイケデリックな一面が出ていて、コミカルながらもなんとも珍妙なテクノに仕上がっております。
その後ポップな『Dog Days』(持ってない)の後に発表されたのがファースト・フルの『Leave Luck to Heaven』で、今までの集大成的な内容です。この後程なくして彼は CHAOS で来日してるんだけど、こんなポップな人を田中フミヤが選んだのを意外に思ったのを覚えています。
そしてアルバムでの高評価を経て、彼の人気を決定付けた『Anger Management』では一転してギラギラと攻撃的なアシッド・テクノを披露しているのだけれど、個人的にはあんまり好きじゃないです。それよりは裏の飄々としたブリープ・テクノな “Future Never Again” の方が好きかな。
この後数多くのリミックス・ワークとミニ・アルバムの『Backstroke』(過去記事)を発表するものの、オリジナルに関しては Audion 名義が主流になっていきます。
(続く・・・・・かな?)
Matthew Dearは最近気になるひとりなんですが
よく知らなかったので勉強になりました。
shooterさんの言うように何故かポップな印象を
受けるひとですよね。
先日のAudionのアルバムも硬くて好きです。
>びびんばさん
私も後追いなんでそんなに詳しくは
ないんですけどね。
でもクリック系の人はとにかく多作家の人
が多いのでお財布が付いていけません。