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あつい、アツイ、暑い。いまさら私が書かなくっても皆さん思っているんでしょうが、とにかく毎日暑い。なので何もやる気がおきずに、ただただ怠惰な日々を送っているのですが、そんな時にこのアルバムをだらりと聴いているのが気持ちいい。韻踏合組合を脱退してから3年、 MINT の超待望の初ソロアルバム。
MINT のブログを以前から見ていたので、彼が普段は日本のヒップ・ホップを聴かない人間なのはなんとなく知っていたんだけど、今作では US っぽい重量感のあるトラックがほぼ全てを占めてる。しかしそんなことまるで意に介さないように、あの印象的なもっさりした声で淡々とラップをしていく。以前のような抑揚の利いたスタイルからすると、ここでの淡々としたラップはトラックとの違和感を感じさせるのは事実。しかし言葉の間からどろりと溶け出すユーモアは相変わらずで、そのユーモアが違和感を呑み込むことによって、非常に歪んだ独自性を感じさせる。そしてリリックの方に目を向ければ、相変わらずロリコンネタ満載なのだから本当に酷い。っていうか最高。
さらにボーナス・ディスクの方では自身の音源を、日本ではあまり馴染みのないチョップド&スクリュード(ものすごく簡単にいえば、極端に BPM を落としてミックスする手法)を使ってミックスしていて、彼のユーモアがより分かり易く感じられて、こちらも最高。
それにしても、この今にも溶け出しそうなほど遅いミックスは、今日みたいなうだるような暑さの中聴くには最高ですな。はぁ、暑い・・・・。