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かなり今更な感じもありますが、アムロちゃんの4枚目のベスト・アルバム。
SUITE CHIC 以降、彼女がどんどん本格的な R&B に傾倒していった、ってことはよくいわれますが、年代順に曲が並べられた本作を聴くと、彼女の試行錯誤振りがよく分かる。それと同時に、なんだかんだいって、 US メジャーの音をもっとも上手く翻訳できたのも彼女のように思えて、改めてアムロちゃんの偉大さに頭が下がる。
しかしそれが本作の面白さに直結しているかというとそんな事もなくて、これが驚くくらいつまらない。このベストに収録された曲が入っている、3枚のアルバムはどれもいいアルバムだと思ってるんだけに、自分でもびっくりなんですが、その原因としては、頭とケツの新曲がつまらないのと、ちょっと曲調の幅が狭いとこですかね。
やっぱり今作に収められているような本格的な R&B は、アルバムのヴァラエティの豊かさの中にあってこそ映える気もするんですが。
まぁそしたら、そんな曲をシングル・カットするアムロちゃんはやっぱり偉い、って話になるんでしょうが、だったら Dallas Austin が一番良かったなぁ、と個人的には思います。
あと全く関係ないですが、私は彼女の曲では未だに “Say the word” が一番好きです。