相変わらずテクノ系の記事はアクセスが集まらないんですが、気にせずいきましょう。
ということで、スペインのアーティストらしい NX1 が2011年に発表したデビュー・シングル。
この人は素っ気のないジャケットを見れば分かるとおり、曲の方も派手な装飾や展開もない硬派な、いいかえれば地味な事が多い人で、正直これといった特徴を挙げにくい人なんだけど、逆に基本的な部分での完成度が毎度高い。
エフェクトを効かせた上モノはほんのりとミニマル・ダブの香りを漂わせながらも、それでいて非常にすっきりとした音作りは正にテクノという感じで、疾走感とグルーヴを併せもったリズムも素晴らしく、とにかくダンス・トラックとしてよく出来ている。
またこのシングルに収録された3曲ともエフェクトのパターンがほとんど一緒ながら、リズムの差異で曲の印象を変えているのも憎い。
デビュー作ながら文句なしの傑作です。