これは今年の春にルーマニアのミニマルに熱を上げていたときに(今も継続中だけど)、ルーマニア産だと思って買ったやつ。まぁちゃんと見たらレーベルもアーティストもベルリンだったんだけど、結果的には買って大正解のシングルでした。
まず1曲目の “So Many” は、パーカッションというよりは太鼓という感じの雄々しさがあるドラム、時折入るホーンの音、変調された野太い男声のヴォイス・サンプルなど、男性的に思える要素が強い曲なんだけど、それが総体としては非常に柔らかな曲としてまとめられていて、気持ちのいいミニマル・ハウスになっているし、要所要所で入ってくるダブ処理も良い。
2曲目の “Everything” はパーカッシブなリズムももちろん気持ちが良いのだけれど、こちらはちょっと鼻歌っぽい歌を聴かせる Meggy という人の歌が最高。変に魂込めすぎて押し付けがましくなることもなく、さらりと歌いながら印象的で素敵です。