ブラック・メタル聴いていると自然とノイズやダーク・アンビエントの作品も引っかかったりしますが、これもそんな1枚(ファイルだから1個か?)。
っつうことで、ブエノスアイレスの Sveinbjörn Sterki によるプロジェクト Spectral Void のファースト・アルバム。
ここでは何度か書いたように、私は基本的にリズムのない音楽って苦手。しかし今作は前半でのノイズであったり、徹底して暗いアンビエンスであったりとか、ブラック・メタルとの親和性が高い要素で構成されて入るものの、そこから立ち上る音世界というものは、メタル的な暴力性とは違う、無味乾燥であるが故の、淡々とした悲しさとでもいうべきものになっていて、つまりはメタルとは似て非なる、でも根底ではつながっているような音になっていて、意外なほどすんなり入れた。
まぁそれでも、元々暗い音楽が好きだから、っていう前提があったのことだと思うけど、なかなかの良作かと。
ちなみに作者の Facebook 見ると婚約者とのラブラブ写真が上がっていて、音楽とのギャップがすごい・・・。