Stig Inge こと Sebastian Reuschel さんがドイツのレーベルから発表したミニ・アルバム。
ZCKR って実験的なものからフロア向きのものまでリリースしているレーベルみたいですが、今作は実験的なほうですかね。
ノイズやドローンがひたすら不安を煽る “D-010” や、浮遊感のある上モノが印象的な “O-FF5” は、かろうじて四つ打ちの体裁を保ってはいるので聴きやすいんだけど、ひたすら工業音みたいノイズが鳴っている “P-200” 、不規則に鳴るノイズが徐々に規則性をもち次第にリズムを刻み始める “E-201” などはかなりフリーフォームで、正直ここら辺は私にはよく分からん。
そういった意味では、最初砂嵐を思わせるようなシンセだけだったのが、徐々にドローン的な低音やリズムが加わり、それらが淡々としていながらも有機的に絡みあう “L-11F” と、ストリングスっぽい荘厳な上もののアンビエント “X-100” がよかったかしら。
ちなみにアナログは限定なようですが、 mp3 はフリーで落とせる。