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私が彼の名前を知ったのは Afternoon Coffee Boys でのデビューのときだったんだけど、そのときはまだ Tony Rohr の相棒的印象が強かったのが、その後自身のレーベル Ltd-400 からの数枚のシングルで見事にその立場を逆転させ、現在はミニマルの中でもかなりの人気をほこるのがこの Tim Xavier です。その人気のひとつに他を圧倒するような音圧にありまして、どうやらこの人自分でマスタリングするらしく、とにかく低音の鳴りがすさまじい。
それはこのリミックス盤でも同様で、オリジナルは自身の Ltd-400 からの第一弾の頭をかざった曲。
ミニマルの人ってどちらかというとベースを強調した音作りをする人が多いけど、この曲の場合地鳴りのようなベースに加え、さらに大地を割るようなキックが鳴るのでさぁ大変。しかし音作りがとても硬質で、両方ともきっちり聴こえるのでとにかく気持ちいい。
リミックスの方も、キックをさらに強調した Tony Rohr や、バウンシーな Par Grindvik 、かなりドラッギーな Pan-Pot と優れたものが多いけど、 Tim Xavier のマスタリングによってさらに良くなっているのは間違いない。
この人のトラック制作とマスタリングの相乗効果が続くかぎり、注視すべき人物です。
- Original
- Tony Rohr
- Dave Turov
- Par Grindvik
- Pan-Pot
- Camea & Insideout