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イタリアのドゥーム・メタル・バンドの4枚目のアルバム(2008年作)。
このバンドに関しては全然知らなかったんですが、杜塚秋人さんがブログで紹介していて(新ブログになって更新止まっちゃいましたね・・・)、こりゃやばいやばいと思って買ったもの。因みに気合入れてレーベルから400セット限定のアナログとCD、ポスターがセットになったボックス買いました。
自分のメタルの知識は基本古いので、もしかしたら今ではあれなのかもしれませんが、基本デス・メタルってギターの弦を緩める事によって低い音を出しているバンドが多いわけですが、それがドゥームなんかになるとそれをさらに緩めているのは想像に難くなく、つまりはギターの音が低い代わりに、どうしても間延びした感じになっちゃうんですね。
それが苦手で私はドゥーム系って避けていたところがあるんですが(まぁそれだけが理由じゃないけど)、今作が素晴らしいのはそのギターの音が、ドゥームらしい重さをもちながらも、ゴツゴツとした硬い質感も失っていないからで、また演奏の方も重心低めながらダイナミズム溢れるもので、もうひたすらかっこよい。
またそういった動の部分と、サイケデリックな静な部分を活かした構成も素晴らしく、これを傑作と呼ばずに何を傑作と呼ぶのか、ってくらいの傑作。
レーベルのサイト見るともう新しいアルバムが出ているようなので、これも早々に手に入れねばな。